新潟交通電車線モハ11「再び走行・乗車体験」イベント 旧・月潟駅の保存車



かぼちゃ電車保存会は9月24日、新潟交通電車線の旧・月潟駅(新潟市南区)でモハ10形電車モハ11による走行・乗車体験イベントを開催する。昨年2022年に続き2回目。

モハ11の走行・乗車体験のイメージ。【画像:かぼちゃ電車保存会】

車両移動機(アント)がモハ11を牽引、推進して旧・月潟駅構内の線路(約50m)を走行。10時20分から16時20分まで40分間隔で走る。

乗車体験は1列車あたりの定員を38人とし、有料の事前予約制で実施される。参加費は大人200円、子供100円、幼児無料(小学生未満は保護者同伴)。かぼちゃ電車保存会の特設予約サイトで9月3日10時から申込みを受け付ける。駅構内の立入りや車両外観の見学、体験乗車時以外の車内見学は予約不要だ。

新潟交通電車線は、白山前~燕の36.1kmを結んでいた新潟交通の鉄道路線。1999年までに全線が廃止された。旧・月潟駅の構内にはモハ11とモワ51形電動貨車モハ51、キ100形貨車(除雪車)キ116の3両が静態保存されており、市民団体のかぼちゃ電車保存会が管理している。

東関屋駅の車庫で並ぶ電車(廃止前)。中央が月潟駅で保存されているモハ11。【撮影:草町義和】

保存会によると、アント牽引・推進によるモハ11の走行・乗車体験イベントを2022年10月に初めて実施。県内外から約700人以上が来場したという。

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