英国のロンドン・ノースウェスタン鉄道 (LNR) は11月13日(現地時間)、新型車両「クラス730」の営業運行を開始したと発表した。
11月13日の朝、ブレッチリー発→ロンドン・ユーストン行きの列車がクラス730初の営業列車として運行された。当面は平日6本の列車がクラス730で運行される予定。車両の増備にあわせてクラス730で運行する列車を増やす。
今回運行を開始したのは3両編成タイプで、2本連結して6両編成で運用。最終的にはウェストミッドランズの路線に導入される計画だが、5両編成タイプのクラス730が来年2024年から運行されるようになるまでのあいだ、暫定的に西海岸本線で運用される。
クラス730はすべての座席にコンセントを設置し、無料Wi-Fiサービスも提供。周囲光を最適化してエネルギーを節約する「インテリジェント照明」を搭載した。また、自転車置き場を設け、最大3台の自転車を持ち込める。
LNRによると、クラス730は車内を広くして定員を増やしており、6両編成は従来車両の8両編成より輸送力が大きいという。同社は今後、3・6両編成タイプと5・10両編成タイプのクラス730を合計324両(82編成)導入する計画だ。
《関連記事》
・英国の高速鉄道「HS2」2期区間が全面中止へ 1期区間に日立アルストムの車両
・ロンドン地下鉄ピカデリー線「新型車両」最初の編成が完成