西鉄天神大牟田線の試験場前駅「聖マリア」に 実態にあわせ改称、新駅開業と同時期



西鉄は7月26日、天神大牟田線の試験場前駅(福岡県久留米市)を「聖マリア病院前駅」に改称すると発表した。最寄り施設の実態にあわせる。

試験場前駅から改称後の「聖マリア病院前駅」のイメージ。【画像:西鉄】

同駅から徒歩5分の場所には、久留米市の災害拠点病院に認定されている聖マリア病院がある。西鉄によると、同病院からの要望を受けて駅名を変更することに。分かりやすさの改善や利便性・サービスの向上を図るという。

改称は天神大牟田線・雑餉隈~春日原の新駅「桜並木駅」の開業と同じ時期の来年2024年3月の予定。アルファベット表記は現在の試験場前駅が「Shikenjo-Mae」と日本語読みなのに対し、改称後の聖マリア病院前駅は英語読みの「St.Mary’s Hospital」になる。最寄りバス停の試験場前停留所も改称の予定だ。

現在の試験場前駅。【画像:西鉄】

試験場前駅は1933年に開業。駅名は近くにあった福岡県の工業試験場(現在の福岡県工業技術センター)に由来する。のちに工業試験場が移転したことから、駅名が実態とあわなくなっていた。

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