浅草駅と東武日光駅「スペーシアX」にあわせリニューアル 社有林の木材も使用



東武鉄道は6月7日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の浅草駅と東武日光線の東武日光駅が生まれ変わると発表した。新型のN100系特急型電車「スペーシアX」の運行開始(7月15日)にあわせ、リニューアルする。

浅草駅5番ホームのリニューアルイメージ。【画像:東武鉄道】

リニューアルのコンセプトは「つなぐ」で、3月から工事が進められている。浅草駅は「スペーシアX」の発車する5番ホームやコンコースの約630平方mを改修。木目調の装飾と光の演出を多用したデザインを採用した。東武鉄道によると「日光の自然や荘厳さ」を感じさせるデザインという。工期は7月上旬までの予定。

3・4番ホームから見た5番ホームのリニューアルイメージ。

東武日光駅は改札外コンコースの吹き抜けや待合室など約510平方mを改修。吹き抜けの部分には日光東照宮の「豪華絢爛さ」を表現した真鍮風の装飾や木目調の装飾をあしらった。これにより浅草・東武日光の両駅がつながり、統一感のある空間を演出しているという。工期は6月下旬までの予定。

東武日光駅の吹き抜けのイメージ。【画像:東武鉄道】
東武日光駅の待合室のイメージ。ベンチには社有林の木材を使用している。【画像:東武鉄道】

また、両駅のリニューアルでは社有山林で切り出された間伐材を東武鉄道として初めて駅のベンチなどに使用。浅草駅の壁面と東武日光駅のベンチや壁面には栃木県産材である大谷石や芦野石を使用している。

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