常磐線の佐和駅「橋上駅舎」まもなく使用開始 沢水のように人が集まる場所に



JR東日本の水戸支社は7月21日、常磐線・佐和駅(茨城県ひたちなか市)で建設を進めてきた橋上駅舎と東西自由通路を9月2日の始発から使用開始すると発表した。

新たに整備された佐和駅の橋上駅舎。【画像:ひたちなか市】

橋上駅舎は約590平方mで駅事務室とコンコース、トイレ、バリアフリートイレが設けられる。橋上駅舎とホームは階段と11人乗りのエレベーターで結ばれる。

都市施設の東西自由通路は約710平方mで幅約4m、長さ約40m。駅の東西両側の駅前広場と自由通路は階段と17人乗りエレベーターで結ばれる。このほか、東口側の階段下に公衆トイレとバリアフリートイレが設けられる。

橋上駅舎と東西自由路の位置関係。【画像:JR東日本】

佐和駅の橋上化は2021年7月に着工した。水戸支社によると、「佐和」という名称は窪みに浅く水が溜まっている場所「沢」に由来。橋上駅舎・東西自由通路の整備にあたっては、多くの人が沢水のように自由通路や駅周辺に集まり「地域の方々のサードプレイスとなる空間」として、親しみを持って長く留まれる場所を目指したという。

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