比叡山坂本ケーブルで花火鑑賞「夜の特別運行」悪天候なら通常見られないものを見学



比叡山鉄道線(坂本ケーブル、滋賀県)を運営する比叡山鉄道は8月1・8日の計2日、花火イベントにあわせて「夜間特別運行」を実施する。事前申込制。

坂本ケーブルのケーブル坂本駅。【画像:榎木悠々/写真AC】

「夏の坂本ケーブル 山の上から花火と夜景鑑賞!」と題し、8月1日に「おごと温泉納涼花火大会鑑賞プラン」、8月8日に「びわ湖大花火大会鑑賞プラン」を実施。坂本ケーブルを通常の営業時間(8~17時台)より遅い時刻に運行し、山頂寄りのケーブル延暦寺駅で夜景や花火を鑑賞する。

花火大会の観賞イメージ。【画像:比叡山鉄道】

夕食として近江牛すき焼き弁当が付く。悪天候で花火が見られない場合、通常は立ち入ることができないケーブルカーのバックヤード(ケーブル巻上室)を見学する。

悪天候の場合はケーブルカーのバックヤードを見学する。【画像:比叡山鉄道】

募集人数は各プラン40人で先着順。応募方法は坂本ケーブルのウェブサイトなどで案内している。料金(大人)は「おごと」が4000円、「びわ湖」が7000円。

坂本ケーブルは比叡山延暦寺のアクセス交通機関のうち、東側から登るケーブルカー。現存するケーブルカーでは距離が日本で最も長い。比叡山鉄道によると、同社が花火大会当日に夜間鑑賞ツアーを行うのは初めてという。

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