近鉄結崎駅の新駅舎「大和棟」モダンに表現、スロープや待合室も 初日に完成イベント



近鉄と奈良県川西町は5月27日、川西町内の橿原線・結崎駅に整備した新駅舎の概要などを発表した。6月5日の始発から使用開始する。当日はオープニングイベントが行われる。

結崎駅の新しい駅舎のイメージ。【画像:近鉄・川西町】

新駅舎は93.75平方mの地平駅舎で西口に設置。イチバンセン代表で建築デザイナーの川西康之さんが駅前広場も含め設計した。伝統建築の「大和棟(やまとむね)」をモダンに表現したという。

上下線の各ホームにはバリアフリーに適合したスロープを各1カ所に整備し、大和西大寺方面ホームには待合室も設置した。駅前広場は佐々木塚古墳を保存活用する形で整備。観世能楽発祥の地である結崎にちなみ、能舞台を模したウッドデッキを整備した。

駅舎のほか待合室やホームのスロープも整備された。【画像:近鉄・川西町】
新駅舎の前に整備された駅前広場。【画像:近鉄・川西町】

使用開始当日は結崎駅の完成を記念したオープニングイベントが駅前広場で実施される。川西町在住者と同町若手課「~結(むすび)~」のメンバーが中心となり、学生による生バンド演奏やビニール傘アートのワークショップ、近鉄の制服を着用した子供向け撮影会などを行う。

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