185系で首都圏「回送線・貨物線」めぐるツアー 上野運輸区の乗務員などが案内



JR東日本の首都圏本部は、185系特急型電車の貸切列車に乗る日帰りツアー「上野運輸区乗務員・駅社員と行く185系回送ルートの旅」を企画した。5月14日に実施する。

特急「踊り子」で定期運用されていた頃の185系。【撮影:草町義和】

上野駅を10時55分頃に発車。同駅から回送列車が通る尾久駅までのルートや、田端方面から常磐線の金町方面に向かう貨物線など、通常は定期運転の旅客列車が走らない線路を走る。大宮操車場や東大宮操車場にも乗り入れる。上野駅を発車後は16時00分頃に上野駅に戻るまで途中下車できず、車内5時間ほどの長丁場になる。経路は次の通り。

上野10時55分頃→(東北回送線)→尾久→(東北本線・東北貨物線)→大宮操→(東北貨物線・東北回送線)→東大宮操(構内入換)→(東北回送線・東北貨物線)→田端操→(常磐貨物線・常磐線)→金町(折り返し)→(常磐線)→上野16時00分頃

185系貸切列車のルート(緑→赤→青)。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】
東北本線から東北貨物線への転線が可能な場所(川口駅付近)。【撮影:草町義和】
通常は営業運転の旅客列車が走っていない常磐貨物線(田端操→常磐線・水戸方面)。【撮影:草町義和】

昼食の駅弁やオリジナルグッズが付く。また、上野運輸区の乗務員と上野駅の駅員が案内のため各車両に乗車し、客からの質問に対応。社員が作成したオリジナルクイズも用意し、成績上位者には景品がプレゼントされる。

旅行代金は1万8500円で18歳以上134人を募集。申込みはJR東日本のネットショップ「JRE MALL 首都圏本部」で5月8日12時まで受け付ける。

《関連記事》
羽田空港アクセス線「本格着工」JR東日本、6月に起工式 開業時期は2年延期に
貨物線に直通「秋田港クルーズ列車」今年はGV-E400系 2023年度の運行計画