東京モノレール「開業時の塗色」再現 開業60周年に向け各種イベント開催



東京モノレール羽田空港線は今年2024年9月17日に開業60周年迎える。同線を運営する東京モノレールは4月26日、これを記念した各種イベントや企画などを7月から11月にかけ実施すると発表した。

開業60周年を迎える東京モノレールの列車。【撮影:草町義和】

60周年記念ツアーとして「ハイボール列車」「クルーズ&モノレール基地見学ツアー」「モノレール夜景&東京メガイルミツアー」を実施。航空各社とコラボしたボーナスマイルキャンペーンや、60周年記念グッズの発売も予定している。また、通常は土曜・休日を中心に発売している「モノレール&山手線内割引きっぷ」を開業月の9月に限り毎日発売する。

11月4月には「第3回モノレールサミット」を開催する予定。東京では初めての開催になり、全国のモノレール事業者が参加してパネルディスカッションやグッズ販売が行われる予定だ。

このほか、開業時の車両の塗色をイメージしたラッピング列車を夏以降に運行する予定だ。使用する車両は明らかにされていない。開業50周年を迎えた2013~2014年にも開業時の車両の塗色を塗装で再現した列車が運行されており、このときは1000形電車の第04編成(1019~1024号)が使われた。

開業時の塗装を再現して運行されていたころの1000形第04編成。【撮影:草町義和】

東京モノレール羽田空港線は羽田空港アクセス路線として計画され、1964年9月17日にモノレール浜松町~羽田(旧)が開業した。開業時の車両は白と水色の2色をベースにしたデザインを採用。のちに赤・白2色のデザインに変わった。その後も何度か変化しており、現在は現在は青や緑色をベースにしたデザインが標準になっている。

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