日田彦山線BRTまもなく開業で「最後の機会」専用道の徒歩イベント



JR九州は7月2日、まもなく開業する日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン、福岡県・大分県)の完成した専用道を歩くイベント「BRTひこぼしライン専用道ファンウォーク」を開催する。

BRTひこぼしラインのバス専用道に変わる「めがね橋」こと日田彦山線の栗木野橋梁。【画像:恵藤/写真AC】

実施日時は7月2日の10~15時(スタート受付10~12時)。約14kmある専用道のうち、長いトンネルがある部分を除く筑前岩屋~宝珠山の約6kmを歩く。所要時間は約2時間。多連アーチ橋の栗木野橋梁(通称「めがね橋」)からの景色を楽しめるほか、当日は開業後に運行されるBRTバス車両も姿を見せる。

参加費は無料だが事前申込制で募集人数は先着300人。「BRTひこぼしライン専用道ファンウォーク」の特設ウェブサイトから申し込める。締切は6月26日。

当日は行きの添田駅から宝珠山駅までと帰りの筑前岩屋駅から添田駅まで臨時バスが運行される。臨時バスは有料で、スタート受付の宝珠山駅で往復分の運賃(860円)を支払う必要がある。

BRTひこぼしラインは添田~日田を結ぶバス高速輸送システム(BRT)で、8月28日に開業する予定。水害で不通になった鉄道(日田彦山線・添田~夜明)の代替バスとなるもので、添田~彦山と宝珠山~日田は一般道を走行。彦山~筑前岩屋~宝珠山は日田彦山線の線路敷地を再整備した専用道を走る。

JR九州は「開業前の専用道を、ゆっくり歩いてお楽しみいただけるのはこれ(7月2日のファンウォーク)が最後の機会」とアピールしている。

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