JR東日本は7月19日、渋谷駅の改良工事に伴う線路切替工事を10月22日終電後から10月25日初電まで実施すると発表した。これに伴い10月23・24日の2日間、山手線の列車を一部運休する。
山手線の内回りは池袋→渋谷→大崎間で全面的に運休し、池袋駅で上野方面への折り返し運転を行う。大崎→東京駅→池袋間は本数を大幅に減らして運転。日中の運転間隔は約10分になる。外回りは大崎→渋谷→池袋間で本数を減らし、運転間隔を4~7分に拡大。一部は大崎駅で東京駅方面への折り返し運転を行う。
周辺の路線も運転形態が一部変わる。京浜東北・根岸線は快速運転を中止し、終日各駅停車で運転。埼京線・りんかい線は新木場~大崎~赤羽間で増発する。湘南新宿ラインは通常運転を行う。相鉄線直通列車は新宿~池袋間を延長して運転する。
このほか、山手貨物線を使用した臨時列車を品川~新宿間で運転する。停車駅は品川・恵比寿・渋谷・新宿の各駅。1時間につき1・2往復が運転される計画だ。
JR渋谷駅では2015年から、山手線ホームの統合・拡幅と埼京線ホームを山手線ホームの脇に移転する改良工事が続いている。このうち埼京線ホームの移転は昨年2020年に完了。現在は山手線ホームの工事が本格化しており、今回の線路切替もその一環だ。JR東日本によると、線路切替工事に伴う山手線の運転見合わせとしては、同社発足後過去最長になるという。
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