山手線でE231系500番台の運行終了 新型E235系に統一



1月20日をもって山手線での営業運転を終了したE231系500番台。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

東京総合車両センター(東京都品川区)の車両基地エリア(東)に留置されていた、山手線のE231系500番台電車の最後の編成が1月24日、大崎駅を経て同センターの車両工場エリア(西)に移った。中央・総武緩行線に移るための改造が行われるとみられる。

これにより山手線の列車は新型のE235系電車に統一。同線を18年間にわたって走り続けたE231系500番台が姿を消した。

山手線では2015年にE235系の量産先行車がデビュー。2017年から本格的な量産が始まった。これに伴い、2002年から走り続けてきたE231系500番台の編成は順次、同線での運用から離脱。今年2020年1月9日の時点で11両編成1本(トウ506編成)だけになっていた。

最後に残ったトウ506編成は1月10日の夕方、引退記念ヘッドマークを取り付けた状態で姿を現し、1月20日まで断続的に運転された。1月21日以降は東京総合車両センターの車両基地エリアでの留置が続き、ヘッドマークも撤去。JR東日本は1月22日、同月中にE235系への置き換えが完了すると発表し、1月20日が事実上のラストランとなった。

山手線での運用から離れたE231系500番台は順次、10両編成に短縮して帯の色を黄色に変更するなどの改造を受け、中央・総武緩行線に移っている。

山手線の列車はE235系に統一された。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
E231系500番台は山手線からは姿を消したが、中央・総武緩行線に活躍の場を移して走り続ける。【撮影:草町義和】