中高生の通学定期券「モバイルSuica・PASMO」で利用可能に 「窓口並び」不要



スマートフォン向けのIC乗車サービス「モバイルSuica」「モバイルPASMO」で3月18日から中学生・高校生用の通学定期券を利用できるようになる。1月25日、JR東日本とPASMO協議会が発表した。

自動改札機とスマートフォン。【画像:himawariin/写真AC】

「モバイルSuica」で中学生・高校生用の通学定期券を利用する場合、「モバイルSuica」アプリに定期券の区間や経路などを入力し、通学証明書の画像をアップロードして申し込む。申込みを受け付けたサポートセンターが内容を確認後、その結果を申込者に通知。これによりアプリ上で定期券を購入できる。駅の窓口に並ぶ必要はない。決済はクレジットカードのみだが、保護者などが所持するクレジットカードでの代理決済に対応する。

「モバイルSuica」での購入手順もほぼ同じで駅の窓口での手続きは不要。決済はクレジットカードのほかデビットカード、プリペイドカードにも対応する。クレジットカードを持っていなくても、銀行口座があればデビットカードを「モバイルPASMO」のアプリに登録することで購入できる。

「モバイルSuica」での中高生用通学定期の申込み手順。【画像:JR東日本】

「モバイルSuica」「モバイルPASMO」の通学定期券はこれまで大学生(19歳になる年度の4月1日以降を有効開始日とする場合)のみ対応し、中高生はICカード方式の通学定期券を駅の窓口などで購入する必要があった。「昨今は、中学生・高校生にもモバイル端末が普及」「新年度に向け、定期券窓口に並ばれているお客さまは中学生・高校生が多い」(PASMO協議会)などとして、中高生用の通学定期券も「モバイルSuica」「モバイルPASMO」で利用できるようにするという。

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