春日部駅の東口「仮設駅舎」2月から使用開始 東武線の高架化工事で現駅舎を撤去



東武鉄道は春日部駅(埼玉県春日部市)の東口について、2月4日から仮設の新駅舎の使用を開始する。同駅付近の高架化工事の一環。

春日部駅東口の現駅舎(左)と仮駅舎(正面)。【画像:埼玉県・春日部市・東武鉄道】

新駅舎は2階建て。1階に改札口や定期券販売所を設置し、1番線ホームに直接つながる通路も設けられる。2階にはトイレなどを設置し、駅構内の各ホームに連絡する跨線橋の通路と直結する。これに伴い現在の東口駅舎や定期券販売所、トイレが閉鎖される。

伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と野田線(東武アーバンパークライン)が乗り入れる春日部駅は連続立体交差事業(連立事業)による高架化工事が2021年3月から始まった。現在は伊勢崎線の上り線(北千住・浅草方面)を仮線に移す工事が進められている。現在の東口駅舎は仮線の敷設に支障することから、仮設駅舎の使用開始後に撤去される。連立事業の完了は2031年度の予定。

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