ヤフー「#がんばれくま川鉄道」SNSで応援企画 復旧に3~4年、募金は約184万円に



2020年7月豪雨で被災したくま川鉄道(熊本県)の復旧・復興を支援する募金窓口を開設しているヤフーは9月4日、くま川鉄道をSNSで応援する企画を新たに始めたと発表した。

「Yahoo!ネット募金」の画面。【画像:ヤフー】

くま川鉄道は人吉温泉~湯前間24.8kmの湯前線を運営。7月4日の豪雨で大きな被害が発生し、現在も全線が運休中だ。募金窓口は8月21日、ヤフーのネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」に開設。9月4日20時50分時点で2527人が寄付し、寄付総額は約184万円に及ぶ。

募金はクレジットカードで100円から、または、Tポイントを使って1ポイントから寄付できる。寄付金はくま川鉄道の復旧と復旧後の利用促進に活用するとしている。

ヤフーはさらなる支援・応援を呼びかけるため、豪雨から2カ月が経過した9月4日からSNS企画をスタート。ツイッターなどのSNSで、「#がんばれくま川鉄道」のハッシュタグを付けて応援のコメントを投稿するよう呼びかけている。9月4日21時時点のツイッターでは、三陸鉄道(岩手県)や会津鉄道(福島県)など第三セクター各社のアカウントがハッシュタグを使い、くま川鉄道に応援の言葉を寄せている。

くま川鉄道や国土交通省がこれまで公表してきたところによると、球磨川第4橋りょうが流失したほか、車両の浸水や線路・駅への土砂流入など甚大な被害が発生。ヤフーによると、全線復旧には3~4年程度の期間がかかるとみられ、長期的な支援が必要とされているという。

くま川鉄道と同様に2020年7月豪雨で被災し、路線の一部が運休中の肥薩おれんじ鉄道(熊本県・鹿児島県)も、「Yahoo!ネット募金」による募金窓口を設けている。