小湊鉄道キハ40「2両目」デビューツアー 1両目と連結運転、車両基地で撮影会も



「小湊色」のキハ40 1(左)と「只見線色」のキハ40 2(右)。【画像:JTB】

小湊鉄道(千葉県)とJTB埼玉南支店は10月16・17日の計2日、「新塗装キハ40本線デビュー記念ツアー」を実施する。小湊鉄道が導入したキハ40形気動車2両編成の貸切列車に乗車。車両基地(五井機関区)の見学・撮影も行う。行程は次の通り。

●Aプラン
※五井駅改札前9時10分集合(8時45分受付開始)
五井9時30分頃
光風台または上総牛久駅
※折り返し
五井10時30分頃着
五井機関区(構内撮影会)
※11時45分頃解散

●Bプラン
※五井駅改札前11時30分集合(11時15分受付開始)
五井11時50分頃
光風台または上総牛久
※折り返し
五井12:40頃
五井機関区(構内撮影会)
※14時00分頃解散

小湊鉄道線は7月の大雨による路盤流出で現在も光風台~上総牛久間が運休中。このツアーが行われる10月中旬に復旧の見込みで、ツアー開催までに復旧しなければ五井~光風台間の往復、復旧した場合は五井~上総牛久間の往復になる。

列車はキハ40 1+キハ40 2の2両編成。折り返し地点の光風台駅か上総牛久駅で座席を変え、どちらの車両にも乗れるようにする。

旅行代金は1万1500円。9月30日15時までJTB埼玉南支店のウェブサイトで受け付ける。募集人員は各日各プラン44人で、応募多数の場合は抽選。

小湊鉄道は昨年2020年、只見線(福島県・新潟県)で運用されていたキハ40形2両をJR東日本から譲り受けた。このうち1両目(キハ40 2)が今年2021年4月、只見線時代とほぼ同じ塗装のまま運用を開始。当初はツアー列車で使われていたが、7月からは定期列車で運用されている。

一方、2両目(キハ40 1)は小湊鉄道の従来車両であるキハ200形気動車と同じ塗装に塗り替えられ、現在は営業運転の開始に向け準備中だ。10月9・10日にも キハ40 1「小湊色」の体験乗車が企画されているが、10月16・17日のJTB埼玉南支店のツアーでは「只見線色」と「小湊色」の両方を楽しむことができる。

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