JR北海道「売り切れ御免フリーパス」2月から 道内JR線が6日間乗り放題



JR北海道は1月13日、北海道からの補助金を活用したフリーパス「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を2月1日から発売すると発表した。

旭川駅に停車する特急列車。【撮影:草町義和】

今回は2月2日~3月31日の期間中、連続する6日間に限り北海道内のJR在来線を自由に乗り降りできる。利用できる列車は特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席。普通車指定席も4回まで利用できる。JR北海道バスも一部の路線を除き利用可能だ。

発売額は1万2000円。所定の運賃・料金と比べた場合、自由席の利用では札幌~長万部206.4kmの特急往復(1万3860円)や札幌~帯広220.2kmの特急往復(1万4520円)より安い。

JR北海道のおもな駅の「話せる券売機」、指定席券売機、みどりの窓口で発売。利用開始日の1カ月前から前日までの分を購入できる。利用開始当日や3月27日以降に利用開始する分は購入できない。発売期間は2月1~28日の予定だが、北海道からの補助金をもとに算定した販売予定枚数が上限に達した場合、発売期間中でも発売を終了する。

「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」のフリーエリア。道内のJR在来線を利用できる。【画像:JR北海道】

「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は2020年7月からJR北海道が随時発売しているフリーパス。コロナ禍により大きく落ち込んだ交通・観光需要の喚起策として北海道が展開している「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の補助金を活用している。北海道運輸局への届出上の発売額は2万4000円だが、補助金の活用で実際の発売額を半額の1万2000円に抑えた。このため補助金の上限に達した場合は発売期間中でも発売を終了するのが通例で、「売れ切れ御免」の切符といえる。

《関連記事》
JR北海道のキハ183系「引退」富良野線はH100形統一 2022年3月ダイヤ改正
留萌本線の一部廃止「来年4月1日」確定 朝ドラ『すずらん』明日萌駅も消滅