本州四国連絡高速道路・JR四国は4月9日、瀬戸大橋の管理用通路から列車を撮影するツアーを実施する。瀬戸大橋の開通35周年と瀬戸大橋線の開業35周年を記念するもの。
普段は立ち入ることができない瀬戸大橋の管理用通路から瀬戸大橋線の列車を撮影。定期列車のほか、当日運行される団体列車「リバイバルうずしお号」も撮影できる。「リバイバルうずしお号」は国鉄特急型気動車のキハ185系(四国色)を使用。旧デザインの「うずしお」ヘッドマークを掲出する。
撮影時間帯や撮影場所により「午前撮影・上ブロック」「午前撮影・横ブロック」「午後撮影・上ブロック」「午後撮影・横ブロック」の4コースを設定。いずれも往路か復路のどちらかで「リバイバルうずしお号」に乗車する。瀬戸大橋での列車撮影会場(瀬戸中央自動車道・与島パーキングエリア)までの移動には、屋根のないオープンタイプの観光バス「そらバス」を使う。
午前コースは坂出駅集合→高松駅解散で、西側管理通路の上ブロックか横ブロックから撮影。午後コースは高松駅集合→坂出駅解散で、西側管理通路の上ブロックか東側管理通路の横ブロックからの撮影になる。
参加できるのは中学生以上で中学生は大人(18歳以上)の同伴者が必要。高所恐怖症や閉所恐怖症の人は申込みを遠慮するよう呼びかけている。募集人数は各コース20人で旅行代金は3万円。このほか、「リバイバルうずしお号」の乗車のみのツアー(募集人員60人、大人1万5000円・子供1万3500円)も設定されている。申込みは2月26日10時からJR四国ツアーのウェブサイトで受け付ける。
瀬戸大橋は1988年に開通した、瀬戸内海をまたいで本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ橋。上層に自動車専用道路、下層に鉄道線路を設けた併用橋で、現在の鉄道スペースには在来線(瀬戸大橋線)が複線で設置されている。一般歩行者用の通路は設けられていない。
《関連記事》
・瀬戸大橋の在来線列車「半分だけ新幹線」走る 四国横断新幹線が通る日は来るか
・淡路島と四国結ぶ大鳴門橋「幻の新幹線スペース」いまは遊歩道、将来どうなる?