「ウエストエクスプレス銀河」全国の「みどりの窓口」で購入可能に 来年2月分から



JR西日本は12月27日、長距離列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス) 銀河」の切符を来年2023年2月13日の運行分から一部の列車について、全国のJRの指定券類販売窓口「みどりの窓口」などで販売すると発表した。

串本駅で発車を待つ「ウエストエクスプレス銀河」。【撮影:草町義和】

対象列車は2月13日から3月5日にかけて運行される紀南コースの列車のうち、次の列車。

2月13~14日(夜行):京都→新宮
2月15日(昼行):新宮→京都
2月24~25日(夜行):京都→新宮
2月26日(昼行):新宮→京都
3月3~4日(夜行):京都→新宮
3月5日:新宮→京都

各運行日の1カ月前の10時から、全国のみどりの窓口やJR西日本のネット予約サービス「e5489」、指定席券売機「みどりの券売機プラス」(オペレーターによる発売)で購入できる。「みどりの券売機」では特定の区間を除き購入できない。「e5489」ではファーストシート・クシェット・リクライニングを利用する場合、発売開始日のさらに7日前の5時30分から「事前申込サービス」で申し込むことも可能だ。

旅行中の食事や観光コンテンツは一部を除きオプションとして別料金・予約制で提供。ウェブサイトかスマホアプリ「tabiwa by WESTER」で予約を受け付ける。夜行コースで提供される早朝の食事(串本駅)は1000円。昼行コースで提供される弁当(新宮駅の発車前と和歌山駅)は各1500円になる。夜行コースの和歌山駅近くのラーメン店で提供される夜食は予約不要で現地払い(920円)。新宮駅到着後の熊野速玉大社ガイドツアーは予約不要・無料だ。

「ウエストエクスプレス銀河」は低価格の長距離列車。これまで京都~出雲市や大阪~下関、京都~新宮で運行されている。当初は2020年5月から一般の臨時列車として運行開始する計画だったが、コロナ禍を受け延期。同年9月から運行が始まったものの旅行会社が販売する旅行商品を購入するツアー形式になり、切符売場などでの一般販売はこれまで行われていなかった。

※追記(2022年14時57分):加筆しました。

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