日豊本線・津久見駅に留置の415系「廃車回送」見送るイベント 車内見学も



JR九州の大分支社は12月23日、日豊本線の津久見駅で「さよなら、415系白電」と題したイベントを開催する。同駅に留置されている415系電車4両1編成(Fo124編成)の廃車回送にあわせた企画。

津久見駅に留置されている415系のFo124編成。【画像:JR九州】

当日は14時30分ごろから16時までFo124編成の車内見学を実施するほか、鉄道グッズ・物品として「415系行先字幕ファイル・缶バッチ」「415系行先字幕」を販売。16時28分ごろ、小倉総合車両センターへの廃車回送のため津久見駅を離れるFo124編成を見送る。

改札内での開催のため、参加には入場券(170円)が必要。さらに車内見学は見学券(500円)を別途購入する必要がある。

JR九州の415系は鋼製車体の車両が引退済み。【撮影:鉄道プレスネット】

415系は国鉄時代に開発された普通列車用の交直両用電車。JR九州は1987年の発足時点で、鋼製車体の415系とステンレス製車体を採用した415系1500番台を運用していた。鋼製車体の車両は老朽化に伴い2022年9月までに営業運転を終了したが、Fo124編成はその後も津久見駅に留置されていた。

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