JR九州は12月23日、9月の水害で一部区間が運休している日南線(宮崎県・鹿児島県)について、来年2023年1月21日から南郷~福島今町の運転を再開すると発表した。同社は折り返し運転を行うためのの諸準備が整ったためとしている。これにより運休区間は福島今町~志布志の11.7kmに縮小する。
初日の1月21日は10時から運転を再開。最初の列車は上りが福島今町10時08分発の油津行き、下りは油津11時07分発の福島今町行きになる。このため10時より前の時間帯は引き続き代行バスが運行される。翌1月22日からは始発から通常通り運転する。
残る福島今町~志布志を含む全線再開は3月末の予定。当面はジャンボタクシーか普通タクシーで同区間の代行輸送を行う。1日の運行本数は上下計16本。
日南線は9月に発生した台風14号で被災し、築堤が崩壊した大隅夏井~志布志を含む南郷~志布志で運転を見合わせている。
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