日南線の全線再開「来春」の見込み 台風14号で築堤が崩壊



JR九州は10月24日、台風14号の影響で一部区間の運転を見合わせている日南線(宮崎県・鹿児島県)の被災状況を発表した。全線再開は来年2023年春頃の見込み。

日南線・大隅夏井~志布志の築堤が崩壊した部分。【画像:JR九州】

日南線は大隅夏井~志布志で築堤が崩壊した。同社の調査によると、築堤の崩壊規模は線路方向で延長約5m、高さで約15m。この調査結果を受け、JR九州は2023年春頃に復旧の見通しとした。

同社は「関係箇所との調整がつき次第、工事に着手していきますが、現地の状況や工事工程の精査等により復旧見込みが変更になる場合があります」としている。

日南線は9月に発生した台風14号で被災し、築堤が崩壊した大隅夏井~志布志を含む南郷~志布志で運転を見合わせている。代行バスは南郷・油津~志布志で運行されている。

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