山陽本線・姫路~英賀保「新駅」デザインなど決定 手柄山中央公園の玄関口に



兵庫県姫路市とJR西日本は12月9日、山陽本線・姫路~英賀保の西延末地区に設ける新駅などの概要を決定したと発表した。2026年春の開業を予定している。

新駅(南駅前広場から)の完成イメージ。【画像:姫路市・JR西日本】

新駅は姫路市が2026年秋に向け再整備を進めている手柄山中央公園の新たな玄関口となるもの。南北を往来できる自由通路も整備する。

新駅は橋上駅舎(鉄骨造り約530平方m)と相対式ホーム2面(幅約3~5m)で構成。改札内エレベーター2基と自動改札3通路、券売機3台を備える。券売機のうち1台は指定席券類の購入に対応した「みどりの券売機」になる。

自由通路は鉄骨造りで幅約7m、延長約65m。自転車を搭載できる大型エレベーター2基(南北に各1基)を備える。このほか、南北両側に駅前広場を整備する。

駅舎・自由通路のデザインは「周辺のスポーツ施設と呼応する、高揚感を感じさせる外観」を採用。階段部から一直線に上がる膜屋根によってスピード感や爽快感を持たせたデザインにしたいい、再整備される公園のデザインと調和を図りつつ視認性の高い駅にするという。

新駅(北駅前広場から)の完成イメージ。【画像:姫路市・JR西日本】
新駅・自由通路と手柄山中央公園の位置関係。【画像:姫路市、加工:姫路市・JR西日本】

姫路市とJR西日本は2016年、新駅の検討を進めるとした覚書を締結。昨年2021年1月にはJR西日本が新駅の整備に伴う事業基本計画の変更認可を申請した。

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