京成押上線・四ツ木~青砥の高架化工事「初の仮線切替」京成立石駅も乗り場一部変更



京成電鉄は10月29日、押上線・四ツ木~青砥(東京都)で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、下り線を仮線に切り替えると発表した。この事業の工事で仮線への切替が行われるのは今回が初めて。

京成押上線を走る列車。【撮影:草町義和】

11月30日の始発から下り線(青砥方面)の列車が仮線を走るようになる。これに伴い、京成立石駅の乗り場も一部変更。下り列車の乗降位置は下り線ホームの南側だが、切替後は北側に変わる。上り列車(押上方面)の乗降位置は今回は変わらない。

京成立石駅の下り線ホームも乗降位置が南側から北側に変わる。【画像:京成電鉄】

この連立事業は四ツ木~青砥の2.6kmのうち約2.2kmを事業区間として線路を高架化するもの。11カ所の踏切を解消し、京成立石駅が高架駅に変わる。

高架化の工事の手順。【画像:東京都・葛飾区・京成電鉄】
高架化の工事区間(2020年8月)。下り線を仮線(手前)に切り替える。【撮影:草町義和】

工事は仮線工法を採用。現在の線路の脇に仮線を敷設して線路を仮線に切り替え、これにより空くことになる現在の線路敷地に高架橋を建設する。事業施行期間は2030年度末(2031年3月31日)まで。

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