JR東日本の秋田支社は11月26日、新型の電気式気動車「GV-E400系」の営業運転を12月12日から始めると発表した。
12月12日からの営業区間は、五能線の東能代~弘前間(秋田県・青森県)。1両編成1本と2両編成1本の合計3両を運用する。将来的には津軽線や奥羽本線の秋田~東能代間、弘前~青森間でも運用される予定だ。
初日の12月12日は、東能代10時59分発の弘前行き普通列車で運用を開始。この日は東能代発の時刻が11時03分に変更される。また、東能代駅では10時30分から11時までGV-E400系の出発式が行われる予定だ。
GV-E400系は国鉄時代に製造されたキハ40系気動車の更新用として計画された、普通列車用の新型気動車。キハ40系がディーゼルエンジンの回転力を液体変速機で車輪に伝える液体式なのに対し、GV-E400系はディーゼルエンジンで発電した電気で台車に搭載したモーターを回転させる電気式を採用している。
2018年に量産先行車が製造され、2019年から新潟地区で運用を開始した。秋田地区に導入されるGV-E400系は新潟地区と異なるデザインを採用しており、五能線沿線の白神山地のブナの木目をイメージしたデザインで車体の内外を装飾している。