特急「パンダくろしお」3編成に 新デザインはパンダ親子と「持続可能な開発目標」



JR西日本は7月23日から、京都~新宮間など関西方面と紀伊方面を結ぶ特急列車「くろしお」に新しいラッピング車両「パンダくろしお『サステナブル Smile(スマイル) トレイン』」を導入する。

「くろしお」で使われている287系電車の6両編成1本を使用。編成先頭部にはジャイアントパンダの親子をデザインする。側面には国際連合(国連)が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の17のゴール(目標)のうち六つのゴールをテーマに「人と動物と自然が豊かに暮らす世界観」をデザインするという。車内もグリーン席と女性専用席を除き装飾される。

初日の7月23日は「くろしお3・6・25・26号」で新ラッピング車を使用する予定。その後はJR西日本のツイッターアカウント「パンダくろしお運行スケジュール」(@JRpandakuroshio)で、翌日の運転計画を案内する。

従来のラッピング車両「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」2編成は運転期間を延長。2019年から運転している編成は2020年冬頃まで運転し、2017年から運転している1編成も2023年冬頃まで運転される予定だ。

「パンダくろしお」はJR西日本発足30周年と紀伊エリアのテーマパーク「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)のオープン40周年を機に導入されたラッピング列車。前面下部のヘッドライト周囲を黒く塗り、パンダのような外観になったのが特徴だ。2017年8月から「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」として運転を開始し、2019年に1編成追加されて2編成になった。

今回の「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」は、デザインを一部変更して追加導入する形。これにより「パンダくろしお」は合計3編成になる。

車内装飾のイメージ。【画像:JR西日本】