秋田内陸縦貫鉄道「全線再開」12月12日に、一部徐行 ほかの運休路線の再開時期は



秋田内陸縦貫鉄道は12月1日、8月の大雨の影響で一部区間の運転を見合わせている秋田内陸線について、12月12日の始発から全線の運転を再開すると発表した。

秋田内陸線の前田南駅。【画像:akaba/写真AC】

一部に徐行区間があるため、阿仁合5時45分発の鷹巣行きは10分繰り上げて5時35分発になる。それ以外の列車は所定の時刻で運転する。

秋田内陸線は8月12日の夕方から13日の未明にかけ大雨で被災。米内沢~前田南の10カ所で線路設備などの被害が発生し、同区間を含む鷹巣~阿仁合で代行バスを運転している。秋田内陸縦貫鉄道によると応急的な復旧工事が順調に進んでおり、12月12日から全線の運転を再開することにしたという。

8月の大雨の影響で現在も運休しているのは秋田内陸線のほか、JR東日本の津軽線・蟹田~三厩、五能線・岩館~深浦~鰺ケ沢、花輪線・鹿角花輪~大館、米坂線・今泉~坂町、、磐越西線・喜多方~山都。

このうち五能線・岩館~深浦は12月9日頃に運転を再開する予定。深浦~鰺ケ沢も近いうちに再開時期が示されるとみられる。磐越西線は来年2023年春頃に再開の予定。花輪線は4~5月頃の再開が見込まれている。それ以外は再開のめどが立っていない。

《関連記事》
五能線・岩館~深浦の再開「12月9日頃」に 深浦~鰺ケ沢の工事も「順調に進捗」
秋田内陸縦貫鉄道の阿仁前田駅が「阿仁前田温泉駅」に改称 3月ダイヤ改正で