JR奈良線・六地蔵~宇治~城陽が線路切替で運休 12月17日夜、複線化工事の一環



JR西日本は12月17日の夜、奈良線の一部の区間で列車を運休する。同線で行われている第2期複線化事業の線路切替工事に伴うもの。

JR奈良線を走る「みやこ路快速」。【画像:nozomi500/写真AC】

当日は21時頃から終電まで六地蔵~宇治~城陽を運休。京都~六地蔵と城陽~奈良で折り返し運転を行う。運休区間の最終列車は京都21時09分発の奈良行き普通列車と奈良20時50分発の京都行き普通列車。

代行バスは運行しない。近鉄や京阪電鉄、京都市交通局による振替輸送が行われる。

12月17日夜の運休区間。【画像:JR西日本】

奈良線は京都~木津34.7kmのJR線。列車は関西本線(大和路線)に乗り入れて京都~奈良を結んでいる。かつては全区間単線だったが、1998年から第1期複線化工事に着手。2001年に京都~JR藤森・宇治~新田の計8.2kmが複線化された。

現在行われているのは第2期複線化事業で2016年に起工。JR藤森~宇治・新田~城陽・山城多賀~玉水の計14.0kmを複線化するもので、今年2022年5月までに六地蔵~黄檗と新田~城陽、山城多賀~玉水が複線化されている。

工事が完成すると複線区間は全体の6割以上になり、利用者が多い北側の京都~城陽はすべて複線化される。複線化事業としての開業は来年2023年春の予定。

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