JR東日本秋田支社は10月5日、8月の大雨で運転を見合わせている奥羽本線・鷹ノ巣～大館について、10月7日の始発から運転を再開すると発表した。これにより同線は全線の運転を再開。当初の見込みより1日前倒しされる。
10月7日の始発から同区間の運転を再開し、秋田～青森の特急「つがる」も全区間での運転を再開する。「つがる」の指定席券は10月6日の営業開始から発売される。
東能代～大館での代行バスの運行と奥羽本線に関する路線バスへの振替輸送は10月6日限りで終了する。ただし再開初日の10月7日に限り、大館8時05分発の各駅停車鷹ノ巣駅行き代行バスのみ花輪線代行バスからの接続を図るため運行する。
JR貨物も10月5日、奥羽本線・秋田貨物～大館で10月7日早朝から貨物列車の運転を再開すると発表した。東海道本線・東北本線・いわて銀河鉄道線・青い森鉄道線経由で運転してきた関西～北海道の臨時貨物列車1往復は10月5日で終了。秋田貨物～大館や仙台貨物ターミナル～秋田貨物、秋田貨物～東青森で実施している代行トラックの運行も10月6日で終了する。
鷹ノ巣～大館は8月の大雨で土砂流入などの大きな被害が発生し、運転を見合わせている。秋田支社は9月28日の時点で10月8日頃に再開の見込みとしていたが、それより1日前倒しされる。
《関連記事》
・奥羽本線は10月8日「全線再開」8月の大雨で不通、五能線は年内に一部再開へ
・山形新幹線「米沢トンネル」ルート決定へボーリング 板谷峠を短絡、JR・山形県が調査