東武鉄道と東京都は7月28日、東武東上線の大山駅付近(板橋区)で実施する連続立体交差事業(連立事業)の施行協定を締結した。これに伴い東武鉄道は工事着手に向けた準備を進める。
この連立事業は大山駅を含む板橋2丁目付近~仲町付近の約1.6kmを高架化し、踏切8カ所を解消するもの。大山駅は相対式ホーム2面2線の高架駅になる。事業費は約428億円で東京都が約342億円(国費含む)、東武鉄道が約86億円をそれぞれ負担する。
2019年12月の都市計画決定を経て昨年2021年12月に事業認可を受けた。認可時点の事業施行期間は2031年3月31日まで。東武鉄道は2030年度の完成を目指すとしている。
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