JR「回数券」全廃が決定、JR北海道も11月限りで発売終了へ



JR北海道は7月19日、10枚分の価格で発売されている11枚つづりの普通回数乗車券(回数券)について、11月30日限りで発売を終了すると発表した。これによりJRの回数券が全廃される。

JR北海道の列車。【画像:まあ2022/写真AC】

JR北海道が発売を終了するのは、JR北海道線内で完結する回数券。身体障害者・知的障害者・通学用の割引普通回数乗車券は引き続き発売される。また、12月1日以降も有効期間が満了するまでは購入済みの回数券を利用できる。JR北海道は「お客様のご利用状況や弊社を取り巻く経営環境の変化」を踏まえ発売を終了するとしている。

JR東日本線とJR北海道線にまたがる回数券も同様で、11月30日限りで発売を終了。身体障害者・知的障害者・通学用の割引普通回数乗車券は発売を継続し、有効期間が満了するまでは購入済みの回数券を利用できる。ただしJR北海道とJR東日本をまたぐ区間は2016年以降、臨時列車を除き北海道新幹線のみ。回数券だけで利用できる列車はすでに運行されていない。

近年はICカードの普及などにより回数券の利用が減少し、発売を終了する鉄道が増えている。JR旅客会社ではJR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州の5社が回数券の発売終了済みか、9月末までの発売終了を決めている。JR北海道だけ回数券の今後について態度を明らかにしていなかった。

このほか、JR四国が6枚セットで1割引の「6枚回数券」を発売している。JR四国の広報室に取材したところ、「6枚回数券」は発売を継続するという。ただし「6枚回数券」はJRの旅客営業規則で定められている普通回数乗車券ではなく、正確には企画券の扱いだ。

《関連記事》
JRの回数券「北海道だけ」に 各社線完結・またがり区間ともに9月末で発売終了
函館本線・長万部~小樽の代替バス「4区間」で運行 これまでの検討状況など明らかに