東武鉄道「マルム」乗車券を限定発売 無人駅で買えた切符



東武鉄道は4月15日から、「無人駅委託店用の大人片道普通乗車券」を限定発売する。以前、一部の無人駅の近隣委託店で販売していたもの。

東武線の列車。【撮影:草町義和】

発売駅は福居・足利市・太田・境町・佐野市・田沼・東小泉・東武金崎・新鹿沼・下今市・新高徳の各駅。下今市駅の場合、下小代・明神・上今市・大谷向の各駅から150円区間・170円区間・200円区間が発売される。日付はゴム印で押印する。

いずれも1区間5枚セットで発売。150円区間なら発売額は750円になる。発売時間は駅によって異なり、たとえば足利市駅は6~20時、福居駅は9時30分~11時30分と13~16時。ただし発売時間でも業務上の都合で販売しない場合がある。

発売期間は4月15日から5月30日まで。在庫がなくなり次第、販売を終了する。

無人駅委託店用の乗車券の一例。「マルム」の記号が記されている。【画像:東武鉄道】

無人駅では通常、自動券売機が設置されている場合を除き切符は購入できないが、駅周辺の商店などに切符の販売を委託するケースもある。この場合、切符の券面に「ム」の字を「○」で囲った記号(マルム)を記載するのが一般的だ。東武鉄道が公表した委託店用の乗車券の写真にも、券面に「マルム」の記号が記載されているのが見える。

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