JR東日本「新幹線ガチャ」チケット発売 東京・上野・大宮から47駅へランダム発売



JR東日本は7月6日、新しいタイプのポイント特典チケット「どこかにビューーン!」を12月から発売すると発表した。「ガチャ」方式のチケットで同社エリアの新幹線47駅のなかから行き先がランダムに決まる。

東北新幹線の新青森駅。【撮影:草町義和】

利用できるのは予約サービス「えきねっと」会員で「JRE POINT」との連携手続きを完了している人。「えきねっと」で必要事項を入力すると、JR東日本の新幹線駅のなかから四つの行き先候補駅が提示される。再検索も可能だ。

ポイントを使って申し込むと3日以内に四つの駅のなかから一つが案内され、その駅まで往復できる。必要なポイント数は6000ポイント。友人とそれぞれのポイントを使って並び席で利用することも可能だ。

申込期間は出発日の21日前~6日前で、行き先の確定は申込みから3日以内。現地滞在時間は日帰りの場合、最短で5時間以上。最長は7日間だ。出発駅は東京・上野・大宮の各駅限定。往復ともJR東日本が指定する列車の普通車指定席を利用する。最大6人までのグループで一緒に旅行できる。

行き先は東京駅からおおむね150km以上で、東北新幹線・那須塩原~新青森と秋田新幹線・雫石~秋田、山形新幹線・米沢~新庄、上越新幹線・上毛高原~新潟(ガーラ湯沢駅含む)、北陸新幹線・安中榛名~上越妙高の計47駅。東京~秋田の往復の場合、通常の「JRE POINT」特典チケットなら2万4220ポイントが必要だが、「どこかにビューーン!」なら6000ポイントで済む。

行き先候補の47駅(東京・上野・大宮・宇都宮・高崎を除く)。【画像:JR東日本】

「どこかにビューーン!」の先行体験イベント「新幹線 どこかに冒険 days」も行われる。この企画は鉄道開業150周年の記念事業として5月に発表されていたもの。7月から8月にかけ専用ウェブサイトで申込みを受け付け、9月から10月にかけ実施される。参加費は6000円で「JRE POINT」は利用できない。

JR東日本によると、このサービスは野村総研とNRIデジタルが保有する特許・運営知見をもとにJR東日本を加えた3社共同で提供するという。JR東日本は「思いもよらない素敵な場所への旅を通じて、新たな出逢いや体験をお楽しみください」とアピールしている。

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