京阪電鉄「AIでキセル調査」大津線で実証実験、5駅にカメラ設置



京阪電鉄は11月22日、大津線で「AI画像解析技術」を活用した利用状況の調査などの実証実験を行うと発表した。一般に「キセル」などと呼ばれる不正乗車の調査の実証実験も実施する。

京阪大津線の駅。【画像:モノヒョー/写真AC】

AI技術会社「Intelligence Design(インテリジェンス・デザイン)」が提供するAIカメラシステム「IDEA(イデア)」を活用。駅のIC改札機付近に録画カメラを設置し、利用状況を録画するとともに録画映像をAIで解析する。今回の実証実験では顔認証や顔画像の抽出は行わない。

調査対象駅は大津線の松ノ馬場・滋賀里・石場・中ノ庄・唐橋前の5駅。状況に応じて調査対象駅の変更や拡大も検討する。実証実験の期間は11月29日~12月12日。

カメラの設置例。【画像:京阪電鉄】

京阪電鉄は「当社線をご利用いただくお客さまからも、不正乗車防止に関するご意見を多数頂戴している」とし、録画映像とAIでの解析結果をもとに案内方法を検討。不正乗車の防止に向けた検討も行う考えだ。

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