伊豆急行に新車両「209系」来春の運行開始目指す JR東日本の通勤電車を譲受



房総・鹿島エリアで運用されている209系。【撮影:草町義和】

伊豆急行(静岡県)は7月7日、209系電車を伊豆急行の車両として導入すると発表した。来年2022年春の運行開始を目指す。

209系は1992年に試作車が製造され、1993年から1000両以上が製造されたJR東日本の通勤型電車。京浜東北線など首都圏の路線を中心に運用されてきた。E233系などの新型通勤電車に置き換えられたが、一部は改造されて千葉県内の房総・鹿島エリアの路線で運用されている。今年2021年3月には房総・鹿島エリアにも新型車両のE131系電車が導入され、209系の去就が注目されていた。

伊豆急行の車両基地(伊豆高原車両区)に搬入された209系。【画像:伊豆急行】

伊豆急行はJR伊東線の伊東駅から伊豆半島を南下して伊豆急下田駅に至る45.7kmの伊豆急行線を運営。同社は今後、209系の来年2022年春の運行開始を目指して検査や改造などの準備を進めるとしている。

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