JR九州415系・西鉄5000形「同時体験」ツアー 大牟田駅で同時発着



JR九州と西鉄旅行は7月30日、JR415系と西鉄5000形の貸切乗車と車両基地の見学などを行うツアーを実施する。JR九州が企画した南福岡発のツアーと西鉄旅行が企画した西鉄福岡(天神)発のツアーを同時に実施。大牟田駅では両ツアーの415系と5000形が同時に発着する。

415系(左)と5000形(右)。【撮影:鉄道プレスネット・草町義和】

南福岡発のツアーは8時50分、南福岡駅に集合。車両基地(南福岡車両区)の見学や撮影会、415系貸切列車への乗車(南福岡→大牟田)、5000形貸切列車への乗車(大牟田→筑紫車両基地)、筑紫車両基地の見学・撮影会、5000形貸切列車への乗車(筑紫車両基地→西鉄福岡)が行われる。

西鉄福岡発のツアーはJR九州のツアーとは逆方向。8時25分、西鉄福岡駅に集合する。両ツアーとも大牟田駅には12時28分着・13時40分発の予定。415系と5000形が同時に発着する。

旅行代金は両ツアーとも1万2800円。JR九州企画分は予約サイト「STORES」、西鉄旅行企画分は同社のウェブサイトで受け付けている。

415系は国鉄時代の1971年から製造された普通列車用の近郊型電車で、直流1500Vと交流2万5000Vの電化路線に対応し、交流路線では周波数が50Hzと60Hzのどちらにも対応できる。5000形は1975年から製造された西鉄天神大牟田線・太宰府線用の電車。先頭部は運転席の窓のみパノラミックウィンドウを採用した左右非対称の外観が特徴的だ。

JR九州が引き継いだ415系。【撮影:鉄道プレスネット】
西鉄の5000形。【撮影:草町義和】

両形式とも同時期の1970年代に登場しており、JR九州と西鉄旅行は「昭和~平成~令和を駆け抜け、福岡の通勤・通学を支えた」車両としている。

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