東北・北海道新幹線「リモートワーク車」指定席に 6月から試行、除外日も追加



JR東日本・JR北海道・JR西日本の3社は5月16日、東北・北海道・上越・北陸新幹線の8号車に設定している「新幹線オフィス車両」について、指定席車としての運用を試行すると発表した。

東北新幹線の列車。【画像:kiss x7/写真AC】

6月27日から東北・北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」の全列車・全区間で指定席としての運用を試行。利用には原則として「はやぶさ」「はやて」の乗車券と8号車の指定席特急券(「新幹線eチケット」を含む)を購入する必要がある。8号車以外の特急券では6月27日以降、利用できない。指定席は5月27日10時から発売される。

試行期間や試行後の予定は利用状況などを踏まえ後日案内する。東北・上越・北陸新幹線の「はやぶさ」「はやて」以外の列車は従来通り、利用する列車の乗車に必要な乗車券類を持っていれば利用できる。

いずれの場合も土曜・休日と最繁忙期(4月27日~5月6日、8月10~19日、12月28日~1月6日)を除く平日に「新幹線オフィス車両」を設定しているが、6月27日以降はさらに8月8・9日、11月4日、12月26・27日、2023年2月24日を除外日として追加設定する。

「新幹線オフィス車両」はコロナ禍を機に普及したリモートワークに対応するため、パソコンなどを使う仕事・勉強などの目的で利用できる車両として設定したもの。座席で電話やウェブ会議を行っても構わない。東北・北海道・上越・北陸新幹線では2021年11月から本格的に導入されたが、従来は「新幹線オフィス車両」の座席を予約することはできなかった。

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