JR北海道の旅行センター「ツインクルプラザ」閉店へ 電話販売も終了



JR北海道は3月11日、同社が展開している旅行センター「ツインクルプラザ」について、2022年2月までに法人向けを除いてすべて閉店すると発表した。

JR北海道の旅行業の収入推移。【画像:JR北海道】

現在残る札幌南口・釧路・帯広・旭川・函館のツインクルプラザ5支店は2021年2月28日をもって閉店する予定。札幌支店と旅行商品の電話販売も2022年2月28日限りで閉店、終了する。法人へのセールス業務を行う法人旅行札幌支店は引き続き営業する。

JR北海道は1987年の発足時から旅行業の取り扱いを開始。最大で道内外に27店舗をかまえていたが、2004年度以降は店舗が減り続けていた。

同社によると、インターネット販売への移行や旅行代理店を介さない直販化の進展などで旅行店での販売額が減少。閉店が計画されている6店舗は2019年度で約2億6000万円の赤字が見込まれており、「ネット化が更に進む状況を鑑みると、今後の収支改善を見込むことは難しいのが実情」という。