東武東上線の新駅「みなみ寄居駅」開業でヘッドマーク・記念切符・記念スタンプ



東武鉄道はきょう10月30日から、東上本線・みなみ寄居駅(埼玉県寄居町)の開業記念ヘッドマークを取り付けた列車の運転を始める。同駅はあす10月31日に開業し、記念切符の発売なども行われる。

みなみ寄居駅開業記念のヘッドマーク(左)とスタンプ(右)。【画像:東武鉄道】

8000形電車4両編成1本を使用。10月30日から11月30日まで、東上本線の小川町~寄居間と越生線の坂戸~越生間で運転する。開業初日の10月31日は、10時30分~15時30分に記念グッズなどの販売をみなみ寄居駅で実施。同駅では11月30日まで期間限定の記念スタンプが設置される。

記念切符「みなみ寄居駅開業記念乗車券」は、寄居~男衾間の往復乗車券と、みなみ寄居駅のイメージ図などを一体でデザインしたもの。発売額は340円で、池袋・川越・坂戸・小川町・男衾の各駅で発売する。みなみ寄居駅では発売しない。発売期間は10月31日から11月30日だが、発売数は2000部限定。売り切れ次第販売を終了する。

開業記念乗車券のイメージ。【画像:東武鉄道】

みなみ寄居駅は、東武竹沢~男衾間に設けられる新駅。近くには自動車メーカーの本田技研工業(ホンダ)寄居工場があり、副駅名も「ホンダ寄居前」になる。ホンダの工場機能の再配置計画で寄居工場の勤務者の増加が見込まれたことから、東上本線に新駅を整備する構想が浮上。2017年から東武鉄道とホンダが協議を開始し、ホンダが建設費を全額負担することで駅を整備することになった。

みなみ寄居駅の位置。【画像:東武鉄道】

みなみ寄居駅は当面のあいだ、池袋方面からは一つ前の駅である東武竹沢駅までの切符で利用できるようにし、ICカードで利用する場合も東武竹沢駅までの運賃を徴収する。寄居方面からの利用は、一つ手前の男衾駅までの運賃で利用できるようする。