JR東日本「ひなび」料金が決定 北東北の新観光列車、改造中の内外装写真も公表



JR東日本の盛岡支社は9月7日、改造中の新しい観光列車「ひなび(陽旅)」の写真を公表するとともに、「ひなび」に適用する料金を発表した。冬ごろから北東北のエリアで運行される。

改造中の「ひなび」の外装。【画像:JR東日本】

盛岡支社は昨年2022年11月に「ひなび」の概要を発表している。HB-E300系ハイブリッド気動車「リゾートあすなろ」の2両編成を改造。1号車(定員25人)はグループ旅行向けの4人掛けボックスシートと2人掛けボックスシートなどを配置し、2号車(同34人)は2人掛けリクライニングシートを中心に配置するとしていた。

今回の発表では、1号車をグリーン車指定席とし、運転台後部に側面の大型窓と腰掛やソファーを設置した展望室を設けるとした。2号車は普通車指定席とし、こちらの運転台後部にも展望施設を設ける。1号車の展望室はグリーン券を所持している客のみ利用できる。

改造中の「ひなび」1号車の車内。【画像:JR東日本】

JR東日本は観光列車のグリーン料金・指定席料金を今年2023年10月1日乗車分から値上げするが、「ひなび」も値上げ後の料金が適用される。グリーン料金は150kmまでが2000円で、151km以上は3000円。指定席料金は通年840円だ。

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