南海電鉄「ラピート」5月2日から全面的に運転再開 コロナ禍前より18本減まで回復



南海電鉄は4月21日、難波~関西空港間の関空アクセス特急「ラピート」について、5月2日から平日ダイヤの全列車の運転を再開すると発表した。これにより土休日も含め、すべての列車が運転を再開する。

南海電鉄の関空アクセス特急「ラピート」。【画像:真明/写真AC】

現在の「ラピート」平日ダイヤは難波発10~16時台と関西空港発11~17時台の上下計14本が運休中。5月2日からこれらの列車の運転を再開し、現行ダイヤの全列車を運転する。再開する「ラピート」の前売り発売は4月21日から。5月2日は運転を再開する「ラピート」車内(堺~岸和田間)で南海電鉄の社員がノベルティグッズを配布する。

南海電鉄は2020年4月、コロナ禍による利用者の減少を受け「ラピート」総本数66本のうち平日34本・土休日48本を運休に。2021年5月のダイヤ改正では総本数を48本に減らし、平日・土休日とも14本を運休とした。

「ラピート」は平日も運転を全面的に再開する。【画像:Kizzgawa/写真AC】

その後、関西空港の利用者が回復してきたことなどから、2021年10月には土休日ダイヤで運休していた14本の運転を再開。南海電鉄はゴールデンウィークを機にさらなる利用者の増加が見込まれるとして、平日の運休列車も再開することにした。総本数ではコロナ禍前より18本少ない。

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