弘南鉄道イベント車の名称「津軽『時巡』号」読みは訛り、正面は新デザインに



弘南鉄道(青森県)は12月25日、イベント車の名称を「津軽『時巡』号(つがるとぎめぐごう)」に決めたと発表した。来年2024年からは車両正面を新しいデザインで装飾して運行する。

イベント車「津軽『時巡』号」のイメージ。【画像:弘南鉄道】

名称は「弘南鉄道の四季に応じたイベント列車の『季節(時:とき)』を巡る旅と、イベント列車の『ときめき・わくわく感』を訛りも交えて掛け合わせた名称」として「津軽『時巡』号」を採用した。

デザインは春夏秋冬をそれぞれ日本の伝統色で表現。名称の「わくわく感やときめき感がマッチした作品」という。

現在は車両へのラッピング作業中。弘南鉄道は2024年の年明けのツアー受入時にあわせて披露する計画だ。

新デザインで装飾される前の7000系イベント車。【画像:弘南鉄道】
7000系イベント車の車内。【画像:弘南鉄道】

イベント車は7000系電車の2両編成1本をリニューアルし、今年2023年から運行開始した。車内は壁を木目調にするなど和の雰囲気で装飾。テーブルを設置することができるほか、専用の畳を敷くことでお座敷列車としても使用できる。8月から10月にかけイベント車両の名称とデザインを一般から募集。のべ307件の応募があった。

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