京王電鉄「タッチ決済」全線・全駅で実証実験 企画切符のQRコード認証も



京王電鉄などは10月24日、クレジットカードなどのタッチ決済とQRコード認証を活用した乗車サービスの実証実験を実施すると発表した。

京王電鉄の列車。【撮影:草町義和】

実証実験は11月6日の始発から開始。京王電鉄の全線・全駅で利用できる。ただし新宿・芦花公園・中河原・京王多摩川の各駅の臨時改札口は実証実験の対象外だ。

タッチ決済に対応したクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードや対応カードを設定したスマートフォンなどを、改札機の読取部にかざすことで改札を通過できる。運賃は10円単位運賃が適用され、交通系ICカードの1円単位運賃は適用されない。運賃の決済は各カードの支払い方法に応じて精算される。

タッチ決済・QRコード認証に対応した自動改札機。利用手段によってタッチ、またはかざす場所が変わる。【画像:京王電鉄など】

このほか、企画切符のうち「デジタル高尾山きっぷ」と「京王線・井の頭線一日乗車券」がQRコード認証に対応し、11月6日10時から発売される予定。「TAMa-GO Eチケットサイト」で購入後、スマホに表示されたQRコードを改札機の専用リーダーにかざすことで利用できる。「デジタル高尾山きっぷ」はすでに販売中だが、これを機に全駅で利用できるようになる。

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