大井川鐵道で線路の分岐部損傷か 金谷~新金谷間がバス代行、SL列車も運転見合わせ



大井川鐵道の大井川本線・金谷~新金谷間(静岡県島田市)で6月19日の昼以降、普通列車の運転が見合わせられている。6月20日から運転を再開する予定だった新金谷~千頭(川根本町)間のSL列車「かわね路」も運転を見合わせる。

大井川鐵道のSL列車「かわね路」。【撮影:草町義和】

大井川鐵道によると、新金谷駅構内で蒸気機関車の入れ替え作業中、線路の分岐器(ポイント)を損傷した可能性が発生。このため金谷~新金谷間の運転を見合わせ、同駅間をバスによる代行輸送に切り替えた。新金谷~千頭間の普通列車は通常通り運転している。

新型コロナウイルスの影響で運休していた「かわね路」は、6月20日から運転を再開する予定だったが、こちらも車両の点検が必要になり、6月20・21日の運転を見合わせることにしたという。

同じ6月20日に再開する予定だった千頭~井川(静岡市葵区)間の井川線(南アルプスあぷとライン)も、落石防護網の設置工事で6月20日は一部運休することが決まっており、千頭~奥泉間はバスによる代行輸送が行われる。