三陸鉄道は8月20日、台風5号の影響で一部区間が運休中のリアス線の被害状況を発表した。運転再開には数カ月後かかる見込み。

同社によると、被災したのはリアス線の佐羽根~田老。線路脇を流れる田代川が台風5号の影響で氾濫し、線路の路肩約25mが削られて崩壊した。この影響でリアス線で宮古~田老の運転を見合わせ、同区間で代行バスを運行している。

復旧にかかる期間など詳細は調査中だが、数カ月かかる見込み。被災現場の近くに道路がなく重機を搬入するための仮設道路を設ける必要があるのに加え、路肩がさらに削られるのを防ぐための工事を行う必要もあり、工事が長期化するという。
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