名鉄三河線の若林駅付近を高架化 愛知県豊田市、障害物撤去など準備工事に着手



名古屋鉄道(名鉄)三河線の若林駅(愛知県豊田市)付近で行われている連続立体交差事業(連立事業)が本格的に動き出した。まず準備工事として高架化工事の障害となる施設の撤去が行われる。

若林駅の高架化後のイメージ。【画像:豊田市】

この連立事業は、若林駅とその前後の区間(豊田市内の花園町小平田~若林東町棚田間の約2.3km)を高架化し、4カ所の踏切を解消するもの。2015年度の都市計画決定を経て2018年4月3日に事業認可を受けた。全体事業費は152億円。豊田市は2020年度の当初予算に連立事業の推進費用として17億2362万円を計上した。

豊田市は今年2020年5月中旬、名鉄三河線をまたいで近隣の小学校に接続する跨道橋(こどうきょう)を撤去。続いて工事の安全性を向上するための擁壁を整備するなどの準備工事を実施する。

準備工事の終了後、仮線の敷設など工事が本格化する見込み。線路の高架切替は2024年度になる見込みだ。