大井川鉄道で「昭和の夜行列車」ツアー 旧型電機が旧型客車を牽引、「夜泣きそば」も



日本旅行は大井川鉄道(静岡県)の電気機関車と旧型客車を使用した夜行列車ツアー「旧客夜行 臨時急行『南アルプス51号』新金谷行の旅」を企画した。4月9~10日の車中1泊2日。

大井川鉄道の旧型電気機関車と旧型客車。【画像:大井川鉄道/日本旅行】

1日目は新金谷駅を19時05分に発車。大井川本線の新金谷~千頭間を2往復して2日目の9時32分、新金谷駅に戻る。途中の停車駅では10~30分ほど停車。折り返すごとに機関車を先頭に付け替える「機回し」を行う。折り返し地点の千頭駅(1回目)では「夜泣きそば」を販売し、新金谷駅でヘッドマークの展示が行われる。このほか、オリジナルの硬券記念乗車票を発行する。

車両は旧型電気機関車のE101が旧型客車の35系を牽引する予定。これにより「昭和の夜行列車」を再現するという。

機関車が客車を牽引して走る昔ながらの夜行列車のイメージ(写真は中国)。【撮影:草町義和】

旅行代金は大人1万5000円・子供1万4000円。一人で2席を占有できるプラン(大人2万8000円・子供2万6000円)もある。最少催行人員は120人。申込みは3月4日15時から、日本旅行大阪法人営業統括部のウェブサイトで受け付ける。

《関連記事》
東京~大垣「ムーンライトながら」廃止 東海道本線の夜行普通列車、その歴史をたどる
仙台→東京「夜行新幹線」幻に 五輪競技会場最寄り路線の臨時列車も縮小