北陸鉄道浅野川線「日比谷線03系」デビュー もと京王井の頭線の8000系は2両引退

東京メトロの車両基地から搬出された北陸鉄道向けの03系。【撮影:草町義和】

北陸鉄道の浅野川線で今月12月、新形式車両の03系電車がデビューし、8000系電車10両(2両編成5本)のうち2両(2両編成1本=モハ8903+モハ8913編成)が引退する。北陸鉄道はこれにあわせ、03系の一般公開と8903+8913編成の引退イベントを行う。

まず12月18日、8903+8913編成のラストランを実施。内灘発6~13時台の定期列車9本と北鉄金沢発6~14時台の定期列車9本を8903+8913編成で運転する。同編成には専用ヘッドマークを取り付ける。

翌12月19日は、03系の一般公開を内灘駅構内で実施。10~11時・11時30分~12時30分・13~14時の3回に分けて行われる。03系に運行開始記念ヘッドマークを取り付けて3番線検車区で展示し、車内見学やオリジナルグッズ販売を行う。各回30人の定員制・事前予約制で、参加費は1000円。申込みは北陸鉄道ウェブサイトで公開している専用メールアドレスで受け付ける。

また、当日は03系の一般公開参加者のみを対象とした8903+8913編成の車両撮影会もあわせて実施。専用ヘッドマークを取り付け、内灘駅4番線で展示する。

03系は1988年、帝都高速度交通営団(営団地下鉄、現在の東京地下鉄=東京メトロ)の日比谷線に導入された通勤電車。今年2020年2月28日までに同線での運用を終了した。一部の車両は地方私鉄に譲渡され、これまでに熊本電気鉄道(熊本電鉄)と長野電鉄に導入されている。北陸鉄道は浅野川線向けに03系4両を譲受。12月21日に営業運転を開始する予定だ。

北陸鉄道浅野川線の8000系。【撮影:草町義和】

浅野川線の8000系は、もともとは京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)の井の頭線で運用されていた3000系電車。浅野川線では従来、半鋼製車体(一部木材を使用した車体)の電車が使われていたが、北鉄金沢駅付近の線路の地下化で半鋼製車両は地下トンネルでの火災対策基準に適合しないことから、北陸鉄道はステンレス車体の京王3000系10両を1996年から1998年にかけて譲り受けて浅野川線に導入した。

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