群馬県高崎市は2月10日、来年度2022年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は1640億2000万円で前年度2021年度比で0.5％の減少。鉄道関係では豊岡新駅（仮称）設置事業を計上し、新駅設置に向けた準備を引き続き進める。
設置事業の予算額は5975万1000円で、前年度（2693万5000円）の約2.2倍。駅前広場の詳細設計（2900万円）や駅施設の概略設計（2787万4000円）を行う。
豊岡新駅は信越本線・北高崎～群馬八幡間の中豊岡町・下豊岡町（お堂踏切付近）に整備することが考えられている新駅構想。隣接駅からの距離は北高崎駅から約2.6km、群馬八幡駅から約1.4kmで、駅予定地の南北両側に駅前広場を整備する。高崎市は2021年11月、JR東日本と概略設計に関する協定を締結した。
周辺は農地と住宅地、工業団地が混在。駅から北東へ約1kmの地点には烏川を挟んで高崎経済大学があり、新駅と同大学を結ぶ道路橋の整備も計画されている。
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