JR中央線の西国分寺駅ホームに「診療所」リアル・オンラインの両方に対応



JR東日本は2月8日、西国分寺駅(東京都国分寺市)のホーム上に診療所「あおいクリニック-駅ホーム西国分寺-」を設けると発表した。対面と非対面(オンライン)の両方で診療を受けられる。4月にオープンする予定。

診療所が設けられる西国分寺駅の中央線上りホーム(左)。【画像:BANANA18/写真AC】

中央線上りホームに設置し、医療法人社団創青会が運営する。対面による内科クリニックのほか、非対面のオンライン診療ブースも設ける。オンライン診療ブースの診療科目は皮膚科、耳鼻科、婦人科などを検討中。ブースにはリアルな皮膚の状況を撮影できるカメラを導入して患者の状況を正確に把握するという。診療時間は平日が8~12時と13~21時、土日・祝日が9~13時と14~18時の予定。

JR東日本グループは「駅を“つながる”くらしのプラットフォームへと転換する『Beyond Stations 構想』」の一環として、オンライン診療サービスを活用した「スマート健康ステーション」の取組を推進している。西国分寺駅ホームへの診療所の設置も、その取組の一つだ。

JR東日本は「リアルとオンラインのハイブリッドクリニックを通じて、新たな医療の在り方を提案し、コロナ禍においても医療サービスへのアクセス性を向上させることで、心豊かな生活を支える医療サービスの実現を目指します」としている。

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